無線班
中央大学アマチュア無線クラブ
無線班では、アマチュア無線局「中央大学アマチュア無線クラブ」を運営しており、主にアマチュア無線を使った活動を行っています。 ここでは、「アマチュア無線ってなに?」「アマチュア無線を使って何をやっているの?」といった疑問にお答えしつつ、無線班の活動について説明させていただきます。
アマチュア無線とは
「そもそもアマチュア無線ってなに?」と思う人も多いことでしょう。 アマチュア無線とは電波法によって「金銭上の利益のためではなく、専ら個人的に無線技術に興味を持ち、免許状を許可された者が行う自己訓練、通信及び技術研究のための無線通信業務」と定義されています。 しかし、この定義を見て内容について理解をすることは難しく思います。 端的に言えば「個人的な趣味によって行う無線通信」のことです。国内に限らず海外とも通信することができ、その多種多様な楽しみ方から「趣味の王様」と呼ばれています。 また、近年では災害時の情報通信手段としてアマチュア無線が注目されており、純粋に無線交信を楽しみたい方以外にも遭難時への対策として登山家などにも普及しています。
中央大学アマチュア無線クラブについて
電研無線班が運用している「中央大学アマチュア無線クラブ」には、コールサイン「JA1YGX」が割り当てられています。 コールサインというのは、個々の無線局に割り当てられる識別符号のことです。 1952年に日本のアマチュア無線が再開されてからしばらくは個人局のみが認可されてきましたが、1960年よりクラブ局も開局が認められるようになりました。 弊局のコールサインに含まれる「JA」の文字は、クラブ局の開局が認められたのち速やかに開局した局に割り当てられたものです。 アマチュア無線局の免許は基本的に5年ごとに更新(再免許)をしなければなりません。 無線班ではこの歴史あるコールサインを途切れさせないよう伝統を大切にしつつ、新しいものも積極的に取り入れながら活動しております。
主な活動
電研無線班ではコンテスト参加をメインの活動と位置づけております。
コンテストで優勝を目指し、コンテストの1ヶ月以上前からアンテナを設置したりと準備を行っております。
また、コンテスト参加以外にもラグチューと呼ばれる日々の無線交信やアンテナ製作等の工作も行っております。
アンテナ製作では、実際に授業で学習した理論をもとに設計・製作します。
授業で扱った内容を実践的に学びなおすことができ、理解を深めることができます。
授業で学習するだけでは公式や定理を覚えるのみであった内容も実際に使ってみることで納得することができるほか、新しい理解のしかたを見つけることもでき、遊びと勉強を両立させています。
右の写真のアンテナは部材の一部のモンスター(通称魔剤)を利用していることから魔剤アンテナⅡと呼ばれています。
弊部ではアンテナの材料として魔剤を用いることが多くあります。
ゆくゆくは魔剤を利用して八木アンテナも制作したいと考えています。
その他にも、ドローン班が製作したドローンの申請を協力したり、合宿で所属班問わずで無線交信体験会を行ったりと班の壁を越えた活動にも注力しています。
将来的には、ARDF(Amateur Radio Direction Finding)と呼ばれる、指向性のあるアンテナを活用して発信機を探すという、宝探しのようなものもやりたいと考えています。
入部を検討中の方へ
無線班ではアマチュア無線を使った交信以外にも、アンテナ製作といった工作や、資格取得に向けた勉強会などを行っています。
・無線技術に興味があるけど自分で設備を整えるのは大変
・暇なときにおしゃべりする相手が欲しい
・授業で学んだ内容を活用して何か作ってみたい
・カッコイイ機械に触ってみたい
・電波について勉強したい
といった方、ぜひ無線班にお越しください!
中央大学の学部学生であれば学部・学科やキャンパス問わず、アマチュア無線経験あり・なし問わずで大歓迎です!
興味がある方はX(旧Twitter)やInstagramのDMまでご連絡をお願いします。部室見学や入部は随時受付中です!
年間スケジュール
4月:新歓企画・ALL JAコンテスト
6月:ALL ASIAN DX contest 電信部門
7月:6m AND DOWNコンテスト
8月:フィールドデーコンテスト
9月:ALL ASIAN DX contest 電話部門
10月:全市全郡コンテスト